2013年10月2日水曜日

太極拳入門 一昨日の練習

準備運動、易筋経の後

一段の動作の説明と練習
他の人と一緒なら套路ができる、でも一人では心配…という人たちの集体と、自分一人で動ける人たちの集体には違いがある。一人でも動けるし、大勢の中に入っても周りに合わせて動ける…という状態が良い。

太極拳の動きは、人の体の各部分を、高さの基準として使うことが多い。例えば、肩の高さ、腰の高さといった基準だ。この基準を覚えていると、套路を安心して演じることができる。

立つ姿勢
いわゆる日本式の「気をつけ」の姿勢は、体の筋肉や関節が緊張していて、太極拳の立つ姿勢としては正しくない。

太極拳の立つ姿勢
足の親指を軽く合わせて、両足を揃える
胸・肩、腰、膝関節などに力を入れないで、自然に立つ。首を上に引き上げる(肩を下げる)手は体に沿って両脇に下ろす

【起勢】(赤い字は套路全般に共通する注意点)
足を開く
左の膝を緩める。そうすると、体重は自然に右足に移る。(右膝を曲げない。股関節が緩むのはOK)
左足を横に出して肩幅の位置に下ろす。
踵が地面についたら、すぐに手の動作に移る。
足を開く動作が終わる前に手の動作を意識する。
動作と動作の間に切れ目を作らない。前の動作が一旦終わってしまうと、次の動作は改めて「始める」ことになってしまって、連綿不断でなくなってしまう。
手を上げる
両脇に垂らした腕を、肩から腕をゆっくりと回転させながら前に出す。
手の甲で押し上げるようにして、肩関節の高さまで上げる。手を上へ押し上げている間、体の重心は心持ち前寄りになる。両手の間隔は肩幅。
手の甲が、肩関節の高さまてきたら、膝を曲げ、座る姿勢になりながら肩から両手を下げる。手はおへその下あたりまで下げる。両手を下へ抑える時、脇の下は余裕をもたせる。拿で下へ抑える感じ。弾力のあるものを下へ押さえ込んでいる感じ、押さえていないと持ち上げられてしまう感じ。

【左野馬分髪】
左足を左後方に出す(膝を開く、体を沈める、骨盤後傾?)体は腰の動きに連れて少し左方向に回転。
手は、右手を下、左手を上に移動して体の前でボールをつくる。この時、手は無駄な動きをしないように注意する。套路のどの部分の動きにつても、動作の途中を意識し、確認しながら動くことが重要。
左足踵が地面に着くと同時にボールを完成させる。

腰を左方向へ回転させながら
(下の)左手は体の前方斜め上方向に掤、挒。(上の)右手は左手の上腕の手首寄り部分を経て、腰の高さで下に抑える。左手を上げる時左肩を沈める。手首を緊張させない。力点は上腕から二の腕までの外側。
腰の回転を使って、右脚を回転させ、踵をずらす。(碾脚)腰の回転と踵の動作を切り離さない。(この足の動作は単鞭 雲手 単鞭と共通している)完成時、足は弓歩、後ろの足はまっすぐ伸ばし、右足の付け根を緊張させて体を垂直にする。立身中正

【右野馬分髪】
弓歩の足の付け根を緩める、両手を緩める。
股関節を巻き込む、重心を(後ろの)右足に移動
解放された(前の)左足のつま先を上げる
左足つま先を外側に回転させる。体も向きを変える。手を回転させてボールを作り始める。
左足の膝を緩め、頭の高さを変えずに、左足に「載せるように」体重移動する。
膝を緩め、載せるように体重を移動する。膝を曲げて体重を受け止めるのではない。膝を曲げてしまうと、頭の高さがだんだん低くなってしまう。(下半身の関節を緩め、脚全体で体重を受け止める。上から脚に載せる。)
左足が安定したら、(後ろの)右足を引き寄せ、前に出す。
足を前に出した姿勢の状態は、体重は左足、座る姿勢、右足踵は軽く地面に触れている。手は体の前でボール。腰と胸、顔は斜め左むき。意識は下の右手。でも、下は見ない。視線は体正面前方。
視線はその後、手の動きと一緒に移動。手眼相随
後ろの足を前に運ぶ時、途中左足に寄せてもいいし、そのまま前方に出してもいい。左右の足の間隔に注意する。

【白鶴亮翅】
胸を突き出さない、背中を意識、でも、後ろに寄りかかり過ぎない。外から見えるのはやりすぎ。




| Style : Background3, Font8, Size19 |

0 件のコメント:

コメントを投稿