2015年12月10日木曜日

太極剣 12月

準備運動、帯剣、撩剣、刺剣と剣の持ち方の説明、套路の通し練習5回くらい

準備運動

  • 膝の曲げ伸ばし、しゃがみながら膝を回す
  • 両手を上げて頭上で指を絡ませ、肩を後ろに引く。そのまま爪先立ち。
  • 体幹を回す運動①

  1. 足を肩幅に開く。体幹を左右に回しながら拳を交互に前に出す。視線は正面。拳を出すときに息を吐く。
  2. 両腕を体の脇に沿って立円回転。腕の動きは左右逆方向。右腕が前回しだったら、左腕は後ろ回し。体幹は腕の動きに従って左右に振る。視線は正面。

  • 体幹を回す運動②

  1. 【体幹を左に回す】足を肩幅に開いて立ち、右腕を体の前を通して左方向へ大きく立円で回す。頭の上を通って右脇へ戻す。体幹は腕の動きに合わせて左方向に回転させる。その際、足と骨盤は、重心をわずかに左に移動、右足のかかとを解放して骨盤を左にまわす。腕が右体側の位置にもどるのと同時に体幹を正面に戻す。
  2. 【右腕の動きに左腕の動きを加える】右腕を左前に振り上げる時、左腕は右後ろに振り上げる。体幹を左方向へ回しながら、左腕もそのまま大きく後ろ方向へ立円で回して、体幹が限度いっぱい左方向へ回った時に、両腕は頭の上付近で合わさる。体幹を正面に戻しながら、両腕を大きく立円で回しながら脇に戻す。
  3. 【体幹を右に回す】左腕を右方向へ、右腕を左後方へ立円で回す。以下、動きは上記と同じ。左右の運動を続けてリズミカルに行う。
《動作のポイント》

  • 動きを滑らかに、止まったり考えたりしなくてもできる事が理想
  • 正しい姿勢を保つ
  • 体をねじるのでなく、骨盤を回す(骨盤の上に肩が載っている)
  • 腕を立円で回す
  • 腕を自然に回す
  • 回転の方向に軸を少しずらす
  • 右手を見る

《練習する時気をつけること》

  • 壁を利用して腕が立円になっているかどうかチェックする
  • 立円にならない原因は、体の軸がぶれている、骨盤が回っていない、体に無駄な力が入っていて腕が滑らかに動いていないなどである。

帯剣の動作の説明

  • 剣を持つ手は、手のひらを下にする。
  • 足と剣を同時に前に出す。
  • 右腕を伸ばしきる少し前に剣の回転開始
  • 骨盤を回しながら帯剣
  • 帯剣が終わったら、骨盤と剣を緩める。
  • 剣を体に引き寄せ、次の動きの準備。

帯剣の動作の注意点

  • 剣を緩めた時、剣先がゆらゆらしないように。
  • 剣は握りすぎない。
  • 剣先が下がらないように。
  • 緩めながらも、剣の状態は常に意識する。
  • 動作の間、視線、意識は剣先に。
  • 漠然と剣先の方向を見るのではない。


撩剣の動作の説明
左虚歩撩

  1. 平刺から剣と右足を引き寄せる。右足を出す、→ここまでは準備。剣は緩く握って運ぶ気持ち
  2. 右足を出す、体重移動、左足虚歩→この期間に撩剣。柄を握り、剣に体幹の力を伝え、切り上げる
  3. 柄が顔の高くらいまで切り上げる。

右弓歩撩

  1. 全体を緩める。左足を引き寄せる。剣を弧を描くように頭上から体の後ろに回す。
  2. 左足を出す。さらに右足を前へ、剣は体の動きに合わせて体に沿わせて前へ送り出す→ここまでは準備。剣は運んでいるだけ。
  3. 右足が左足を超えて前方に移動するあたりから、右弓歩の完成までの間に撩剣
  4. 完成時剣は肩の高さ。

注意点

  • 撩の時息を吐く
  • 剣に腰の力を伝える
  • 撩の時以外は、剣は緩く握って運ぶ
  • 足と剣の動作完成を合わせる。弓歩が完成しているのに剣がまだなのはダメ。
  • 踏み出す足は普通に一歩出す。かかとを着いた後につま先を外向きに調整する
  • 最初からつま先を外に向けようとすると歩幅が狭くなる。また、足が交差しやすい。

進歩反刺→反身回劈

  • 刺剣を引いて反転する時、何かに刺さった剣だということを意識、一定の方向に滑らかに引き抜く。
  • 体が反転した後、剣は体の後ろになるが、視線から外れた剣からも意識を逸らさないようにする。
  • 意識が途切れると剣がフラフラと揺れてしまう。

私の感想
体幹を回す運動は以前から苦手だった。今回、動作の細かい説明を受けて、頭ではわかったので、自分で練習できそうだ。私の場合、左肩が右に比べて硬くて、肩に力が入ってしまう。素早く動こうとすると軸がずれてしまう原因の一つかもしれない。
左虚歩撩で体が左に傾いていたのを注意された(ような気がする)。
帯剣の剣の回転のタイミングも難しい。
撩剣は足の動作に比べて、剣が早すぎると注意された。
撩剣はではもう一つ、つま先の方向の調整も課題だ。つま先調整して体重移動して、虚歩になるのがすごく難しい。

頭でわかっても、「理解した通りに動けるようになるには、練習あるのみ」との先生の言葉でした。