2013年9月9日月曜日

動作の基準について;補足

 太極拳を演ずるにあたり、正しく動くために持っているべき「動作の基準」は、一つの確固たる「基準」ではなく、「ある幅を持った目安」ととらえた方が良い。目安は、太極拳の理論の範囲内にあればOKで、習う先生によって実際の動きには多様性がある。習う先生の考え方によって、それぞれ動き方も異なると思うが、教室に参加している時は、その教室の先生の動きを身につけることに集中すると良いだろう。
  太極拳を学ぶ学び方も、多少迷いながらも、だいたい正しい方向へ進んでいれば良い。自分のイメージに合わせて動きを作る。いろいろな先生に習って良いところ、自分にあったところを取り入れる。そうする中で、太極拳の理論の範囲を外れないように練習すると良い。
 いろいろな先生の真似をして取り入れる、という行為は、卑怯とか、ずるいと受け取られ勝だが、決してそのようなことはない。複数の先生の真似をするということは、身体を自在にコントロール出来て始めて可能なことなので、実は、難しいことなのだ。あえて言えば、自分は、この動きしかできないと言う人こそ頭が硬いとも言える。



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